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幹線工事・電線管工事の基礎知識|電気工事士が最初に学ぶ技術

電気工事の現場で最初に習得する技術が「幹線工事」と「電線管工事」です。これらは建物や施設に電気を供給するための根幹となる工事であり、電気工事士のキャリアをスタートさせる上で欠かせない基礎知識です。本記事では、幹線工事と電線管工事の違い、作業内容、必要な資格、そして愛知県刈谷市・半田市での現場実例まで、初心者向けに分かりやすく解説いたします。

 

📋 目次・メニュー

 

有限会社山本電工(愛知県刈谷市・半田市)では、幹線工事・電線管工事・高圧受変電設備工事などの電気設備工事を専門としており、未経験者から経験者まで、実践的な技術教育を通じて電気工事士を育成しています。本記事では、これから電気工事の仕事を始めたいと考えている方に向けて、幹線工事と電線管工事の基礎知識をお伝えします。

 

幹線工事とは|電気供給の主要経路を構築する技術

■ 幹線工事の定義と役割

幹線工事(かんせんこうじ)とは、建物や施設の配電盤から各部屋・各フロアへ電気を供給するための主要な電線を引き込み、接続する工事です。屋外から建物内に電気を引き込む「引込工事」から、配電盤を経由して分岐回路へ電気を配分する「分配工事」まで、電気供給の主要経路全体を指します。

 

建物における幹線工事は、いわば「血管」のような役割を果たします。電力会社からの電気を受け取り、建物全体に適切に配分し、安全に供給するための最も重要な工事であり、電気工事士の基本となる技術です。

 

■ 幹線工事で使用する材料と工具

幹線工事では、以下のような材料や工具が使用されます:

 

材料・工具名
用途・特徴
CVケーブル
屋外・屋内の主電線として使用。高い絶縁性と耐久性を持つ
配電盤
主電線から分岐回路を制御するための中枢。遮断機・開閉器を装備
ケーブルトレイ
複数の電線を束ねて配置する金属製トレイ。配線を支持・保護
切断工具・圧着工具
ケーブルの切断・端末処理に使用。正確な作業が必須
テスター・検電器
電圧測定・断線確認など、安全管理に欠かせない計測工具

 

ポイント幹線工事の作業は「安全性」が最優先です。高圧電気を扱うため、感電防止・絶縁施工・接地工事など、建築基準法・電気事業法に準拠した安全対策が徹底されています。

 

電線管工事とは|壁や天井内の配線を保護する技術

 

■ 電線管工事の定義と特徴

電線管工事(でんせんかんこうじ)とは、各部屋や各フロアの壁・天井・床の内部に、電線を通すための金属製またはプラスチック製の管(電線管)を埋め込み、その中に配線を通す工事です。電線を直接壁に埋め込むのではなく、管を通すことで、電線を物理的・化学的に保護し、将来の配線変更や修理時にも対応しやすくします。

 

オフィスビル・商業施設・住宅など、あらゆる建物の内部配線で採用される工事方法であり、電気工事士の最初に習う実践的なスキルです。幹線工事が「主要な電気の通り道」であれば、電線管工事は「各部屋への電気を安全に届ける毛細血管」のような役割です。

 

■ 電線管の種類と選択基準

電線管には複数の種類があり、設置環境や法規制に応じて適切な種類を選択します:

 

鋼製電線管(FE管)

特徴:最も一般的な電線管。耐久性が高く、屋内外両用。建築基準法で多くの場面で指定される。ただし加工に技術が必要。

塩化ビニル電線管(PF管)

特徴:プラスチック製で加工が容易。軽量で扱いやすく、初心者向けの工事に適している。屋内用がほとんど。

ラッセル電線管(CD管)

特徴:薄い鋼帯を螺旋状に巻いた構造。軽量で廃棄も容易。一時的な施工や仮設工事に使用。

低圧用配管(E管)

特徴:エポキシ樹脂製。耐食性に優れており、湿度の高い環境や化学的な影響を受ける場所に適している。

 

電線管の選択は、設置場所の環境(屋内/屋外、湿度、化学的影響)、安全基準への適合性、建築基準法の要件によって決定されます。愛知県内の製造業施設や商業施設での工事では、環境に応じた最適な電線管が選定されています。

 

ポイント電線管の施工には、曲げ・切断・接続・配置など、多くの技術が必要です。JIS規格や建築基準法に準拠した施工が求められ、これらの技術習得が電気工事士の成長段階では最も重要です。

 

幹線工事と電線管工事の違い|何が違うのか

 

■ 工事範囲と役割の違い

幹線工事と電線管工事は、同じ「電気工事」ですが、その役割と工事範囲は大きく異なります。以下の表で比較をご確認ください:

 

項目
幹線工事
電線管工事
工事範囲
電力会社から配電盤まで、主電線の引き込みと配分
配電盤から各部屋・各フロアへの分岐配線
設置場所
屋外・建物外壁・屋内共用部
壁・天井・床の内部(各室内・各フロア内)
取扱電圧
高圧または低圧の大容量
低圧(100V~400V程度)
主な材料
CVケーブル・配電盤・遮断機
電線管・配線用遮断機・コンセント
安全性
高圧のため感電リスクが高い。高度な安全管理必須
相対的にリスク低いが、施工ミスが短絡事故に

 

簡潔に言えば、幹線工事は「大動脈」で、電線管工事は「毛細血管」です。幹線工事で大量の電気を安全に建物に引き込み、電線管工事でそれを各所に細かく配分する、という分業体制になっています。

 

■ 難易度と習得時間の差

電気工事士のキャリアの中で、この2つの技術を習得する順序と難易度は異なります:

 

電線管工事(習得難易度:低~中)

習得時間:基本スキルで1~2か月、実践的レベルで3~6か月

理由:比較的安全で、繰り返し練習できる。初心者向けの工事として、未経験者が最初に携わる現場が多い。曲げ・切断・配置などの基本動作を身につけることで、短期間で実務レベルに到達可能。

幹線工事(習得難易度:中~高)

習得時間:基本知識で2~3か月、安全施工レベルで1年以上

理由:高圧電気を扱うため、安全管理・法規制の理解が必須。電力会社との連携、複雑な計算・設計が必要。経験を積みながら、責任ある仕事へ段階的にステップアップしていく必要がある。

 

未経験の電気工事士の育成では、まず電線管工事から始めて基礎を習得し、その後幹線工事など高度な技術へステップアップしていく、というキャリアパスが一般的です。

 

 

電気工事士資格と実務|必須資格と仕事内容

 

■ 第二種電気工事士資格の取得方法

幹線工事・電線管工事を含む一般的な電気工事を実施するには、第二種電気工事士資格の取得が必須です。この資格は、一般用電気工作物(低圧100V~400V程度の一般家庭・小規模施設)の工事に従事できるものです。

 

第二種電気工事士の取得ルートは以下のとおりです:

 

ステップ
内容
筆記試験
電気理論・配線設計・法律等の基礎知識。年2回実施(6月・10月)。合格率約50~60%。対策講座や参考書での学習が一般的。
技能試験
実際の電気工事の基本作業(ケーブル接続、電線管曲げ、配線等)を実践。筆記合格後に受験可能。合格率約60~70%。実務経験が有利。
資格認定
両試験合格後、都道府県知事から第二種電気工事士の資格認定。認定後、一般用電気工作物の工事が実施可能になる。

 

ポイント有限会社山本電工では、電気工事士資格の取得を支援しており、未経験者であっても計画的に資格取得を目指すことができます。詳しい資格支援制度については、採用応募時にお気軽にご相談ください。

 

■ 実務経験と技能習得

第二種電気工事士の資格取得と並行して、実務現場での経験を積むことが、電気工事士としての成長を大きく加速させます。

 

実務現場で習得できる主なスキルは以下のとおりです:

 

工事現場での技術習得

実際の幹線工事・電線管工事の現場で、先輩技術者から直接指導を受けながら、実践的なスキルを習得。教科書では学べない現場特有の工夫や安全対策も身につく。

建築基準法・電気事業法への理解

工事を通じて、法規制の実務的な理解が深まる。書類作成・報告・検査対応なども実務で学ぶ。これらの知識は資格試験にも役立つ。

安全管理と現場判断力

高圧電気を扱う環境で、毎日が安全を意識した行動。事故事例や対処法を学び、危機回避能力が磨かれる。これが電気工事士としての「経験値」になる。

愛知県内の製造業施設での実績

愛知県刈谷市・半田市の製造業施設での高圧受変電設備工事・動力設備工事などの実務経験を積むことで、地域の産業構造と電気工事の実際の関係性を理解できる。

 

電気工事士としてのキャリアを成功させるには、資格取得と実務経験の両立が必須です。有限会社山本電工では、1975年の創業以来、多くの電気工事士を育成してきた実績があります。未経験からでも、計画的なステップを踏むことで、確実に技術を習得できる環境が整っています。

 

電気工事の基礎を習得して、キャリアの第一歩を踏み出す

 

幹線工事と電線管工事は、電気工事士が最初に学ぶ基礎技術です。これらの工事を通じて、電気の安全な供給方法、建築基準法への適合、そして高度な技術スキルを段階的に習得することができます。

 

愛知県の製造業が集積する地域の中心に位置する有限会社山本電工では、常に新しい案件が発生し、様々な環境での工事経験が積めます。未経験から電気工事士を目指す方、現在の業界での転職を検討される方、また協力会社として事業拡大を目指される方まで、幅広いキャリアパスに対応しています。

 

電気工事の知識と技術は、今後の社会インフラ整備・更新の中で、ますます需要が高まっていく分野です。このタイミングで基礎を習得し、安定したキャリアを構築することをお勧めします。

 

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電気工事|愛知県半田市・刈谷市|有限会社山本電工|求人
有限会社山本電工
〒448-0031 愛知県刈谷市東新町1-21
TEL:090-4443-7123 FAX:0569-27-7032
※営業電話お断り
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